おうち時間で子どもと何しよう?とお困りの方、「塗り絵」はいかがでしょうか?実は塗り絵は知育効果がたくさんある遊びなんです。
この記事では、塗り絵の知育メリットや注意点などをご紹介しますので、是非おうち遊びに取り入れて、お子さまの成長をサポートしてあげてください。
また、「塗り絵をさせたいけれど、なかなか子どもが興味を示さない‥。」「市販の塗り絵はあきてしまった。。」という方も必見!
今回は、自分のお気に入りの写真から塗り絵を作って楽しむ、という一味変わった遊びもご紹介します(^ ^)
目次
塗り絵が知育に良い3つの理由
塗り絵は子どもに人気のある遊びの1つですが、ただ楽しいだけでなく、子どもの成長にも良い効果をもたらすと言われています。その3大メリットを詳しく見ていきましょう。
1.手先が器用になる
『塗り絵』と一言で言っても、その動作は子どもにとっては複雑です。
まず指先を使って色鉛筆を自分の思うように動かす必要があります。曲線や角など細かい部分を塗り分けたり、タッチを変えて濃く塗ったり、薄く塗ったり‥。これを繰り返すことで、指先の器用さや、力の入れ方が自然に身についていきます。
単に手先が器用になるだけか…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は親指、人差し指、中指の3本の指は、モンテッソーリ教育では「第二の脳」と言われるほど重要視されているんです。幼児期の早い段階からこの3本の指を動かすことで脳を刺激して神経回路の発達を促し、その後の成長に良い効果をもたらすと言われています。
2.色彩感覚が豊かになる
塗り絵の配色は自由です。隣り合う色や全体のバランスを考えて色の組み合わせを決めていくため、自然と色彩感覚が養われます。
小さな子どもは、すべてを同じ色で塗りつぶしたりしてしまうこともありますが、成長するにつれ、たくさんの色を使い分けることができるようになります。色の選び方には個性も現れるところです。塗り絵という身近な遊びを通して自分の自由な表現の仕方を練習すると良いと思います。
3.集中力がつく
こちらはかなり嬉しいメリットですが、塗り絵は子どもの集中力アップにもつながります。何色で塗ろう、きれいに塗ろう・・・と子どもが考えて取り組むには集中力が必要です。
はじめは短時間しか集中できなくても、次第に集中力が続く時間が長くなっていくでしょう。おうち時間を持て余していたけれど、塗り絵をさせている間は黙々と取り組んでくれて良かった!という親御さんの話もよくききます。
集中力を身に着けることができれば、その後の勉強やスポーツなど、何をやっても強いですよね。
さて、そんな魅力的なメリットたっぷりの塗り絵ですが、その良さを最大限に引き出すために気を付けたい、いくつかの注意点もご紹介します。
塗り絵をさせる際はこんなことに注意
注意したいポイントは2点あります。
1.親の感覚を押し付けない
子どもが塗り絵をしているときは、親の感覚で間違いを指摘したり、あれこれ口を出すのは控えましょう。大人の目から見ると、本来の色と異なる箇所やうまく塗られていない部分が気になるかと思いますが、子どもの感性を大切にするために、特に注意する必要はありません。
例えば、肌の色を水色に塗っていたり、1つの枠の中を色々な色で塗りつぶしていたとしても、子どもの自由で大胆な発想や塗り方を否定せず、尊重してあげましょう。
塗り絵は子どもの発想力や想像力を伸ばしてあげるツールでもあります。現実の色の合わせるべき、線や枠におさまるべき、などといった窮屈な考え方は押し付けずに、まずは子どもの自由な感性を大切に見守ってあげましょう。
2.どんな作品も完成したらほめる
塗り絵といえど、1つの作品を仕上げるということは子どもにとって大変な作業です。完成した作品は必ずほめてあげましょう。その際には、先ほどからお話ししている「親の感覚を押し付けない」ことにも十分注意してください。
例えば、「全部塗れてえらいね。でもここの色は本当は赤だったね。でもここがはみ出しているね。」などと指摘して子どもの達成感を阻害しないようにしましょう。親が注意しなくても、子供の技術は自然と上達しますので、心配無用です。
親がほめてあげることで子どもは自信がつきます。そうすると、さらに次へと挑戦したくなるものです。
逆に親が注意したり、否定をしてしまうと、「つまらない」、「自分はできない」と感じてしまう場合があり、逆効果になりかねませんのでご注意ください。
さて、ここまで塗り絵のメリットと注意点をお話ししてきましたが、「正直、塗り絵は十分しているし、もう飽きてきた」という方もいらっしゃるかと思います。そんな方にもオススメしたいのが、『写真を塗り絵にして楽しむ』という方法です。
お気に入りの写真を塗り絵に
子どもの塗り絵といえば、基本的にはアニメキャラクターの塗り絵が中心になります。
キャラものは子どもの関心を引き付けることができて良いのですが、何度も塗るうちにやはり飽きてくるもの。。また、どうしてもテレビで見たキャラクターの色どおりに塗ることで、同じような作品になりがちです。これでは子どもの発想力や想像力を伸ばすには少し物足りない気がしてしまいますよね。
そんなマンネリ感を脱するために・・・文房具で有名なあの、『パイロット』の公式サイトでは自分の好きな写真を塗り絵にして楽しむことができますよ!
写真から塗り絵を作成する方法
まず、パイロット公式サイトへ遷移します。そこで、「写真でぬりえをつくる」というボタンを押した後、規約に同意します。
すると、写真をアップロードをするための画面が出てきます。
「写真を選択」ボタンを押して、PCまたはスマフォ内の画像を選択します。
アップロードが完了すると、色の濃淡が異なる4種類の塗り絵が自動で作成されますので、一番良いと思うものを選択してダウンロードします。あとは好きな紙にプリントアウトしたら塗り絵の出来上がりです♪
実際にやってみた
実際に塗り絵にしてみた画像がこちら↓
これをパイロット公式サイトで塗り絵にすると、こんなかんじ。
印刷する紙は色画用紙を使うと子どもが塗りやすくてオススメです。
早速、子どもに塗ってもらったところ・・・
もとの写真では想像がつかないくらいカラフルな作品に仕上がりましたので、記念に額に入れてみました。笑
写真で見る景色とはがらっと変わるので、大人から見ても新鮮で面白いです。今回は景色の写真を使いまいたが、人物やペットの写真を使っても面白いと思います。
また、同じぬりえを複数枚プリントアウトして、家族がそれぞれ塗ってから自分の作品を見せ合いっこするのも楽しいですよ^^
まとめ
お気に入りの写真で塗り絵、いかがでしたでしょうか?
塗り絵は手先が器用になる、集中力がつく…など知育メリットがたくさんある遊びです。また、子どもの発想力や想像力を伸ばしてあげるツールとも言えます。是非おうち時間の中の遊びとして取り入れて、楽しみながらお子さまの発達をフォローしてあげてください。