産み分けは本当にできる?ということで、今回はそもそもの産み分けの仕組みと、代表的な手法である産み分けゼリーについての効果についてご説明します。
赤ちゃんの性別を産み分けられればいいな、と思ったことはありませんか?
元気に生まれてくることが一番と思いながらも、やはり最初は男の子がいいとか、2人目は女の子がいいとか、ご家族それぞれの事情や想いがあると思います。
実は気になるけれど、なかなか人にはきけない産み分けの方法について、分かりやすく解説します。
目次
産み分けとは何か?その確率は?
産み分けは実は最近に始まったことではなく、昔から産婦人科のもとで実施されていました。
では、実際に産み分け出来る確率はどの程度なのでしょうか?実は産み分けの確率は意外と高く、最近のデータでは男の子で80~90%、女の子で70~80%となっています。
ただし、残念ながら100%の方法はありません。あくまでも確率を上げるものであることを理解した上で実践するようにしましょう。
産み分けは病院でする?自分でする?
先述した通り産み分けは昔は産婦人科の指導のもとで実施するのが一般的でしたが、今は産み分けゼリーや排卵チェッカーなどの市販の産み分け製品が充実してきており、各家庭でも産婦人科と同レベルの産み分けが実践できるようになってきました。
通院となると体力的にも精神的にもつらいので、自宅で自分のタイミングでできるのはありがたいですよね。
産み分けの方法とは?
それでは具体的に何をすれば産み分けができるのか、本題に入ります。
性別の決まりかた
赤ちゃんの性別は、卵子に受精した精子が、X染色体か、Y染色体かによって決まります。
X染色体の精子の場合は女の子、Y染色体の精子の場合は男の子となります。
つまり、赤ちゃんの性別を産み分けるということは、卵子と結合させる精子の種類をコントロールする、ということになります。
女の子、男の子を決める精子の特徴
それぞれの染色体には以下の特徴があります。
- 酸性に強くアルカリ性に弱い
- 寿命が長い(2~3日)
- 動きが遅い
- アルカリ性に強く酸性に弱い
- 寿命が1日だけ
- 動きが速い
この特徴を利用し、下記の2つを実行する事で産み分けを実行していきます。
(1)膣内のPH値(酸性orアルカリ性)を調整する
(2)排卵日と性交のタイミングを図る
もちろん、男女によって方法が異なります。
女の子を希望する場合
女の子を希望する場合はX染色体の精子にとって好環境である、腟内が酸性になっている時期=排卵日2日前に性交をします。X染色体は寿命が長いので、腟内で排卵を待てるのです。
なお、この性交の際には、膣内を酸性に保つピンクの産み分けゼリーを注入し、成功率を上げます。
男の子を希望する場合
Y染色体の精子に好環境である、腟内がアルカリ性になっている時期=排卵日当日に性交をします。また、女性がオーガズムを感じるとアルカリ性に傾くため、女性にとって気持ちの良い性交をするのが望ましいです。
といっても難しいと思うので、性交の際には、膣内をアルカリ性に保つグリーンの産み分けゼリーを注入し、成功率を上げます。
また、男の子の場合は、受精までの3ヶ月間に、リン酸カルシウムというサプリを毎日服用すると、成功率がさらにアップします。
産み分けゼリーの効果とは?
産み分けゼリーとは、性交直前に女性の膣に注入して使うもので、女の子を希望するときは酸性に傾けるピンクゼリー、男の子を希望するときはアルカリ性に傾けるグリーンゼリーを選びます。
産み分けゼリーの効果は?
これまでご説明したとおり、産み分けを行うには、膣内のpH値を調整すると同時に、排卵日と性交日のタイミングを図るタイミング法をセットで実践する必要があります。
このため、産み分けゼリー単体での効果を示すのは難しいのですが、産み分けゼリーとタイミング法の両者を取り入れることで、男の子で80~90%、女の子で70~80%の確率で産み分けできると言われています。
産み分けゼリーの副作用はある?
これまでに産み分けゼリーの使用による副作用や、赤ちゃんへの障害リスクなどは確認されていません。
どの製品も基本的には天然由来の成分でできており、目や口に入っても安全なものばかりです。膣に入れるのですから当然ですよね。
ただし、一部の海外サイトやフリマサイトでは、既存商品の類似品が出回っている場合もあります。産み分けゼリーの品質が気になる方は、必ず公式の通販サイトから購入しましょう。
産み分けゼリーで妊娠率が下がる?
結論から言うと、産み分けゼリーのせいで妊娠率が下がることはありません。
なぜなら、産み分けゼリーは膣内のpH値を通常でも起こり得る範囲の中で、酸性またはアルカリ性に傾ける作用しか無いからです。
それでも妊娠率が下がるという噂があるのは、この産み分けにはタイミング法を取り入れる必要があるからだと思われます。タイミング法では、タイミング以外の性交時は避妊する必要があります。妊娠を目的とした性交が排卵日の前後に限られることで、当然に受精チャンスも少なくなると言えます。実際に、産婦人科においても不妊治療中や高齢妊活中の方への産み分けは推奨していないようです。
男の子の場合に必要なリンカルとは?
リンカルとはリン酸カルシウムの略です。少量の鉄分を含んだ天然カルシウムの栄養補助食品で、もともとは赤ちゃんの先天性異常を減らすために開発されたサプリメントです。
医学的な理由は解明されていないですが、リンカルを飲んで妊娠した場合、生まれた赤ちゃんの多くが男の子だったことから、産み分けで使われるようになったと言われています。
リンカルは妊娠前から少なくとも2ヶ月間、その後も妊娠が確定するまで毎日服用する必要があり、2日飲まずにいると効果がリセットされるといわれています。
リンカルの成功率は?
産み分けで有名な産婦人科が出した数値では、過去20年間で産み分けを行った約5,000人を対象に調査した結果、リンカルの服用で男の子を産み分けられたのは約73%だったそうです。
男の子を希望される方にとっては、先天性異常防止にもなるこのサプリ、飲まない手は無いですよね。
まとめ
産み分けは病院だけでなく、各家庭でできる時代です。
性別を決めるのは受精する精子の種類(X染色体orY染色体)によるため、それぞれの特徴に応じて、産み分けゼリーで膣内のPH値を調整したり、排卵日と性交のタイミングを図ることで、産み分けを行いましょう。