梅ヶ丘産婦人科の予約〜妊娠まで【口コミ・体験ブログ】

梅ヶ丘産婦人科は都内の不妊治療専門医院として有名で、遠方から通われている方もかなりいらっしゃる実績のある医院です。

本記事では梅ヶ丘産婦人科の予約から初診、通院そして妊娠するまでの体験をブログとして記録していますので、不妊治療の病院を選んでいる方、興味があるが今一歩勇気が出ない方、転院を検討されている方にとって少しでもご参考になればと思います。

なお、私は1年間ほど第二子の不妊に悩んでいましたが、内田先生に診てもらい、なんと1回目のタイミング法にて妊娠に成功することができました。

梅ヶ丘産婦人科とは

現在は産科の診療はしておらず、不妊治療の専門医院となっています。
不妊治療を行う医療機関は全国で600余りありますが、なかでも梅ヶ丘産婦人科は約30機関しか認定を受けていない日本生殖補助医療標準化機構（JISART）の厳しい審査に合格している医院です。

アクセス

小田急線の梅ヶ丘駅から徒歩1分未満の場所にあります。
ご参考までに、以下が梅ヶ丘産婦人科の外観写真ですが、右奥に梅ヶ丘駅の入口が見えているほどの駅近です。診察する方は駐輪場と駐車場も利用可能です。よく見ると駐輪場には子供乗せの自転車がちらほら停まっていることから、2人目不妊のかたも多く通われていらっしゃるのかな・・・という印象でした。

治療方針

院長先生のお考えによると、「できるだけ自然に近い妊娠を目指している」そうです。これは決して『高度治療をなるべく行わない』ということではなく、『1人ひとりの状態をしっかりと見極めたうえで、治療段階を適切に高度なものへと上げていく「ステップアップ方式」を取り入れている』ということです。これにより、それぞれのカップルにとって必要最小限の治療・負担で妊娠ができ、来院された約60%の方が妊娠されています。

ステップアップ方式

院長先生の方針であるステップアップ方式とは、以下の順番に徐々に進めていくものです。

1. 基本検査
2. 原因に対する治療またはタイミング指導
3. 人工授精
4. 対外受精・顕微授精

とはいえ、時間が無いのでどんどん進めてほしい！という方もご安心ください。年齢やリスクに応じて、先生が早めのステップアップもご提案くださいます。

実際の受診体験

はじめての予約

梅ヶ丘産婦人科のホームページに初診専用の予約ダイヤルが掲載されていますので、そちらにかけて特に先生の指定はせずに予約しました。

初診は診療以外にスタッフさんや看護師さんからの今後の費用や治療方針などの説明を受けるため約2時間ほど要するとのこと、また、初診の費用は支払は現金のみになり、検査項目により13,000円～23,000円程度かかる旨をアナウンスいただきました。

初診

初診は夫婦で行ってもかまいませんが、時間を要するとのことだったのでまずは私1人でうかがいました。（早めの段階から夫を巻き込んで受診するほうが良いとの説明はありましたが・・・）
実際に病院ではほとんどが妻1人でしたが、旦那さんの付き添いがある方も2組ほどいらっしゃいました。とにかく人気の病院なので、待合室では座りきれずに立っている人もいました。

初診の前に2階のお部屋に呼ばれ、スタッフさんから予約の取り方や支払い方法を、看護師さんから不妊治療の流れの説明を受けました。この時、『はじめての不妊治療』という冊子をいただいたのですが、分かりやすくて、家に帰ってからもフムフムと熟読してしまいました。

また、紙の基礎体温表も渡されました。今は体温計と連動したアプリなど便利なモノがあるので、実際にこれを用いて体温の記録をすることは強制されませんが、表紙に自分の名前を書いておくことで診察券以外に個人を確認するために使っているので、毎回持参すると良いと言われました。

採尿、血液検査の後、主治医の内田先生と対面しました。
一瞬クールな印象だったのですが、診察に関しては患者に寄り添った説明をしてくださる方で、質問すると丁寧かつ的確にご回答をくださる信頼できる先生でした！

なお、私の場合は直近の妊活時に化学流産をしていた（受精はしていた）こと、年齢的にもまだ余裕があったため、基礎検査では卵管造影検査まではやらず、3〜4回程度のタイミング法をやってみましょう、ということになりました。

そして、診察の最後には必ず『何か他にききたいことなどありますか？』ときいてくださり、大変ありがたかったです。
そもそも梅ヶ丘産婦人科の受付には「診察時に質問したいことをあらかじめ書いておくためのメモ」が置いてあります。
ききたいことがあっても、いざ先生と対面すると緊張して忘れてしまうことへの対策だそうです。心遣いに感謝です。

私は当時、仕事に穴を開けられない立場にいたので、仕事との両立についての質問をしました。梅ヶ丘産婦人科では『不妊治療のために女性が仕事を犠牲にするということは良くない』という考え方の病院で、朝8時からや一部夜間の診療をご活用くださいとのこと、大変有り難かったです。

精液検査

初診の時に既に採精カップを渡されます。不妊の原因の約半数は男性にある、というので早めに検査しておくことに越したことはないですね。

採精は医院でも行えますし、自宅で採取したものを2時間いないんに持参することも可能です。有難いことに検査予約が不要で、当日結果をきかない場合は時間内に持っていくだけなので、夫の採取タイミングに融通がききます。
私の夫が受けた際は2,000円でできる簡単な検査でしたのですぐに実施し、結果問題が無くて夫もほっとしていました。

タイミング指導

タイミング指導とは最も妊娠しやすいタイミングを教えてもらえるものです。

私の場合、生理が終わった数日後、次回排卵前に予約をとり、検査をしました。超音波検査の他に、排卵検査薬の結果をもとに、『〇日後に1日おき程度2回ほどタイミングを取ってください』と言われます。
排卵検査薬は自宅でもよく使っていましたが、見方が難しくてなかなか活用できていなかったところ、病院ではほんのうっっすら線が出たところを見せられ、2日後と言われたのでナルホド！と思いました（あくまで超音波検査や生理周期も含めた総合的な診断だと思いますが。）

そして、この1回のタイミング指導で奇跡の妊娠を果たしました。悩んだ1年間は何だったのか‥。もっと早くにこの病院にに来ていれば良かったです。

費用

各治療の正確な費用の詳細は梅ヶ丘産婦人科の公式ページに掲載さていますので、そちらをご覧ください。

ちなみに私の場合、超音波検査、血液検査、精液検査、診察数回、タイミング指導1回で妊娠できたのですが、その費用は合計で約3万円程度でした。

なお、不妊治療向けの手当ての東京都の制度などもありますので、受信後のレシートは必ず取っておくと良いと思います。梅ヶ丘産婦人科のスタッフの方からも制度の簡単な説明をいただけました。

まとめ

梅ヶ丘産婦人科は不妊治療の専門医院として実績があり、信頼できる病院です。まだそこまで深刻に治療を考えていない方でも、高度治療を行い方でも、その人に適したステージの治療を行う「ステップアップ方式」を基本としたこの医院であれば安心して受診することができると思います。

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私の場合、夫婦で2人目の妊娠を望んではいましたが、どうしても自然な行為での妊娠が難しかった（特にタイミング法だと緊張してしまい）ため、シリンジ法という手段を用いました。正直、決められた期間に何度かタイミングを取らなければいけない‥というタイミング法にはもってこいの手段だったと思います。よろしければご参考にしてください。