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「妊娠確率を上げるためには排卵日が重要!排卵日はどうやったら分かる?」ということで今回は妊活には欠かせない排卵日についてまとめました。
排卵日は月経と深い関わりがあるため、妊活を始める以前から女性は排卵日という言葉に馴染みがあります。しかし、具体的に排卵日に何が起こるか、いつ排卵が来るかなど詳しいことを知らない人も多いかもしれません。
そこで今回は妊娠確率を上げるために排卵日が重要な理由や排卵日を予測する方法などについて詳しくまとめました。

妊娠確率を上げるために排卵日の把握は欠かせない

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妊娠の確率を上げるためには生理の周期から排卵日を予測し、妊娠しやすい時期を見極める必要があります。

女性には妊娠しやすい時期と妊娠する確率が低い時期があります。妊娠しやすい時期というのはだいたい排卵日の6日前から排卵日までです。一方で、妊娠する確率が低いのは排卵が終わってから次の月経が来るまでの期間です。よく「安全日」や「危険日」という言葉で表されることもありますよね。この妊娠しやすい期間にパートナーと性交渉を持てば妊娠確率を上げることができます。
ちなみに「絶対妊娠しない時期」というものはありません。よく生理中は妊娠しないと言われますが、生理中でも体内に精子が侵入することで排卵が誘発されることもあり、妊娠の可能性はあるのです。

なぜ排卵日に妊娠確率が上がる?

首をかしげる女性

そもそもなぜ排卵日に妊娠確率が上がるのでしょうか?知っているようで実はよく知らない排卵のメカニズムをご説明しましょう。

排卵とは卵巣の中の卵胞から成熟した卵子が排出されることです。排出された卵子は卵管を通り、卵管膨大部という場所で精子が来るのを待ちます。ここで精子と出会うと受精卵となり、子宮に運ばれて着床すれば妊娠となります。もし受精しなくても卵子は子宮に運ばれます。このような流れがあるのが排卵日です。

卵子の寿命は12〜24時間と短い命です。そのため、ひと月ごとに妊娠できるチャンスはとても限られています。そのため排卵日についてよく理解し、排卵日を狙って性交渉をすれば妊娠の確率を上げることができるのです。

排卵日の予測方法は?

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では排卵日を知るにはどうしたら良いのでしょうか?月経のタイミングを知るために既に排卵日の予測の仕方を知っているという方もいるかもしれませんが、ここで再度いろいろな予測方法をまとめておきましょう。

1.基礎体温を測る

排卵日を予測する方法としてメジャーなのが基礎体温です。基礎体温は朝目覚めてから動き出す前に布団の中で基礎体温計で測ります。基礎体温計は普通の体温計と違って36.50℃というように一つ桁が多いのが特徴です。
基礎体温を毎日記録するとある周期が見えてきます。

基礎体温は低温期と高温期の2つに分かれます。月経開始後約2週間は体温が下がり低温期になります。その後排卵すると体温が上昇し次の月経まで高温期が続きます。この時、低温期の最終日が排卵日である可能性が高く、基礎体温を測ることでおおよその排卵日の予測をすることができます。
基礎体温は朝起きて測るだけなので手間が必要ないですし、次の月経開始時期を推測することもできて非常に便利です。

2.排卵検査薬を使う

排卵に特化して排卵日を推測するなら排卵検査薬を使うという方法があります。これは尿中のホルモンを検査するもので、全国の薬局で簡単に手に入るため、自宅で簡単に検査できます。

検査方法は紙コップに尿を取り、検査薬を20秒ほど浸け、尿を吸い込ませた部分にキャップをし、3分放置後結果を判定するという流れです。結果が陽性の場合、90%以上が2日以内に排卵するという研究結果があり、確実性は非常に高いです。

しかし朝と夜の2回検査するのが望ましいため手間がかかり、さらにコストもかかるのがデメリットです。

経膣超音波検査

経膣超音波検査はエコーを使って卵巣の中の卵胞を検査するものです。排卵前になると卵子は大きくなるという特徴があることから、排卵が予測される日の数日前から超音波検査を使って卵胞の大きさを見て排卵日を推測します。

この検査は産婦人科でのみできるものなのでコストもかかりますし、病院へ行く手間もかかってしまいます。そのため、経膣超音波検査は本格的に妊活をしている方であればおすすめです。試してみたい方はお近くの産婦人科に対応してもらえるか尋ねてみましょう。

妊娠の確率を上げるためにはいつタイミングを取ればいい?

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排卵日が特定できればその日に合わせてパートナーと性交渉をすることで妊娠確率を上げることができます。では具体的にいつタイミングを取るのが望ましいのでしょうか?
前述の通り、妊娠しやすい期間は排卵日の6日前から排卵日までです。もちろん、この期間に毎日性行為をすることで妊娠確率はかなり上げられますが、仕事で疲れていたりすると毎日するのは難しいですよね。

妊娠しやすい期間の中でも排卵日の2日前は特に妊娠しやすい日となっているため、排卵日の2日前には必ずタイミングを取るのがおすすめです。そこで、排卵日が予測できたらパートナーに伝え、2日前に性交渉を行うようにして妊娠を目指しましょう。

まとめ

妊娠は卵子と精子が出会うことで起こるものですから、毎月の排卵日のタイミングを知っておくことは非常に大切です。排卵日を把握するには基礎体温をつける、排卵検査薬を使用する、経膣超音波検査を受けるといった方法があります。

妊娠しやすい時期の中でも特に妊娠確率が高いのが排卵日の2日前ですから、その日に合わせてパートナーと性交渉をするように準備しましょう。