妊活食事

「妊活をする人に知っていて欲しい妊娠率アップに繋がる食事とは?」ということで、今回は妊娠率アップが期待できる食事についてご紹介していきたいと思います。

妊活の成功のために規則正しい生活をしたり、ストレスを溜めないようにしたりと様々な対策をすると思いますが、特に大事なのが赤ちゃんを迎え入れるための健康な体を準備することです。そこで妊活中に摂るべき栄養素や、体に良いと思われがちでも妊活中には良くない食事などを詳しくまとめていきます。妊活中の方はぜひ参考にしてくださいね。

妊活の成功にはお母さんの体づくりが大事

妊娠は夫婦どちらにも関わることなので、妊活は夫と妻の両方の努力が必要です。特に女性の体は新しい命が授かる場所なので、元気な赤ちゃんを産むためにも体をしっかり整えることが大切です。

不健康であっても妊娠することはもちろんありますが、その場合は赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼしたり、妊娠中の体調や母乳の質の低下など様々な問題が生じる可能性があります。

そのため、やはり妊娠を望む方は万全の状態で赤ちゃんを迎えることを意識する必要があるのです。

妊活中の体づくりは食事が鍵を握る

食材の画像

妊活に励む方は様々な努力をします。睡眠時間をたっぷり取ったり、運動不足を解消したり、ストレスを溜めないようにこまめに発散したりと方法は無限にあります。

その中でも特に重要なのが食事です。食事は毎日するもので、体づくりに直接関わります。つまり、食事の質が良ければ妊娠しやすい体になることに繋がるのです。

妊活中の食事で意識すべきなのが「栄養」です。栄養をしっかり摂ることで体の調子が良くなり、精神的にも安定することができます。そこで、妊活を始めるならまずは食生活を見直すことが必要です。お菓子を食べ過ぎたり、栄養が偏っている食事をしていないでしょうか?

不妊の原因が特に見当たらないのに妊娠できない方が食事の内容を直した途端に妊娠したというケースもあるそうです。妊娠と栄養は深い関わりがあることを再認識し、妊活中は栄養豊富な食事を意識しましょう。

妊活中の食事で摂るべき栄養素は?

では妊娠しやすい体を作るためには具体的にどのような栄養素をとれば良いのでしょうか?妊活中におすすめの栄養素とその理由、さらには具体的な食品をご紹介しましょう。

1.鉄

肉と魚の画像

妊活中の食事で意識して取り入れたい栄養素は鉄です。鉄は赤血球を作り酸素を運んでくれる人間には欠かせない栄養素です。また、子宮の粘膜を作る役割もあるので、女性にとってかなり重要なのです。しかし、女性は月経により鉄が体外に出てしまうので、鉄不足に陥ってしまいがちです。そのため、意識して鉄を含む食品を摂取する必要があります。
食物に含まれる鉄のうち、妊活中の女性が摂取すべきは吸収率の高いヘム鉄です。ヘム鉄は肉や魚に含まれ、特にレバー、煮干し、あさりなどに豊富に含まれています。

2.タンパク質

卵の画像

私たちの体はタンパク質でできています。つまり、新しい体を授かるためにタンパク質は不可欠なのです。
タンパク質がたくさん含まれている食品で有名なのが卵です。卵は1日に1個しか食べない方が良いという意見も聞かれますが、実は2〜3個食べてもOKです。積極的に食べて体のバランスを整えましょう。他には肉や魚もおすすめですが、加熱してしまうと栄養が半減してしまうため、タンパク質を摂るためには魚を刺身で食べるのがおすすめです。

3.ビタミンE

アーモンドの画像

ビタミンEは排卵の促進、卵巣重量の増加といった妊活に重要な役割を果たす栄養素です。特に高齢で妊娠を望んでいる方には必須の栄養素なのです。
ビタミンEはアーモンド、豚レバー、モロヘイヤなどに豊富に含まれています。元気な赤ちゃんを授かるために意識して食事に取り入れましょう。

4.亜鉛

牡蠣の画像

亜鉛は子宮粘膜を作る働きがあるため、着床しやすい体にするためには欠かせません。また、胎児の細胞分裂を促すというとても重要な役割もあります。
亜鉛はカキ、タコ、スルメといった魚介類や肉に豊富に含まれています。妊娠中は魚介類を多く摂取することは医者に止められることもあるので、妊娠前に食べておくと良いかもしれませんね。

妊活中の食事で気をつけるべきこととは?

看護師画像

妊活中に摂るべき栄養素は前述の通りですが、反対に避けた方が良い食事もあります。そこで普段の生活ではOKでも妊活中には避けた方が良い食事についてまとめていきましょう。

フルーツや野菜だけの食事はNG

現代人は野菜の摂取量が少ないと言われているため、意識して野菜や果物を摂るようにしている方も多いでしょう。もちろん、野菜をたくさん食べることは健康に良いのですが、野菜が中心の食生活は妊活には向きません。

例えば朝はスムージーだけで済ませたり、野菜中心で他の食材はほとんど使わない食事だと、バランスが悪くなってしまいます。肉や魚など色々な食材をバランスよく摂るように心がけましょう。

コーヒーの飲用はなるべく控える

仕事で疲れた時や休憩中にコーヒーを飲んでいるという人も多いでしょう。しかし、コーヒーは卵巣の中に残っている卵子の目安の評価指標の値が1日に飲むコーヒーの量に比例して下がることが分かっています。そのため、妊活中はコーヒーの摂取を控えるのがおすすめです。

寝る数時間前には食事を摂らない

「寝る数時間前に食べないようにするとダイエットに効果がある」、「寝る前に食事をすると寝つきが悪くなる」など、寝る前に食べないことに関するメリットがよく挙げられるため、寝る数時間前には食べないようにしている人も多いでしょう。

しかし、空腹状態で寝ると睡眠中に低血糖状態を起こしてしまいます。低血糖は不妊の原因になってしまうため、寝る前に空腹を感じたら我慢せず軽く食事をするのがおすすめです。

まとめ

新しい命を授かるためには健康な体を準備しておくことが大切です。妊娠しやすい体を作るには色々な方法がありますが特に食事に気をつけることが重要で、栄養療法を始めた途端に妊娠したという人もいます。

妊活中には鉄、タンパク質、ビタミンE、亜鉛といった栄養素を意識して摂るようにし、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。